AOI通信 2020年7月号
セイリン(株)カレンダーより引用・抜粋
健康豆知識 ~夏の食べ物と健康 若い女性の貧血~
夏の暑さで体力が落ちると“ちょっと貧血気味で・・・”と訴える女性が増えてきます。欧米女性に比べて日本人女性の貧血は3倍という報告もあり、若い女性の3人に1人が貧血と言われています。
貧血とは、血液が“少なく”なることではなく、血液が“薄く”なること。その原因の多くは鉄分欠乏症にあるといえるでしょう。人間の血液が赤いのは、赤血球の中にヘモグロビン(鉄を含むタンパク質)が含まれているからです。ヘモグロビンは肺から体の隅々まで酸素を運ぶ役割を担っています。
鉄分が不足するとヘモグロビンが十分に作られず、血液中の酸素量が減り、酸素を全身に供給できなくなります。その結果、体がだるい、頭が重い、頭痛がする、めまいがするといった症状が現れます。
特に女性は1回の月経で約30mgの鉄が排出されているので、補給をしなければ不足するのは明らかです。鉄分を多く含む食品として、ほうれん草やレバー、黄卵、米ぬかなどがあげられます。
セイリン(株)「鍼のはなし 健康雑学塾」より引用・抜粋
印刷用画面はこちら