AOI通信 2018年3月号
今月のテーマは 「花粉症」
花粉症の時期、街行く人や職場の同僚などの中にマスク姿を見かけるのはそう珍しいことではありません。風邪をひいているのかな?と思うと、花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎というケースも多いようです。鼻水、鼻づまりなど花粉症の諸症状で悩まされているときは、ぜひツボ療法を試してみましょう。不思議とアレルギー体質の人に共通して背中上部の一点で強い痛みを感じますが、これが首の後ろの根元、第一胸椎棘突起の上に位置する「大椎」で、指先でゆっくり時間をかけてもみほぐすのが効果的です。この症状では、鼻づまりの際には頭のてっぺんに位置する「百会」、内目尻と鼻の根元の中間のくぼみに位置する「晴明」、小鼻の両側に位置する「迎香」を指圧してみてください。また足の外側のくるぶしと膝のほぼ中央に位置する「飛陽」も、昔から鼻づまりに効くツボとして知られています。
引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋
健康豆知識 ~アレルギー性結膜炎、対処は慎重に~
花粉やハウスダスト、動物の毛などのアレルゲンが目の表面に付着することで、結膜が炎症を起こす
アレルギー性結膜炎。原因となるアレルゲンはさまざまで、何で発症するかは体質により異なります。
アレルゲンが目に触れるとかゆみが発症することもありますが、指でこすってしまうと目を傷つけたり、
ウイルス性結膜炎になるリスクを高めてしますので要注意。こすらずに冷たいタオルや保冷剤で冷やしましょう。
睡眠はしっかり取り、疲れやストレスを緩和させるなど生活習慣の見直しも大切です。また、コンタクトレンズの汚れが原因で、結膜炎招いてしまうこともあります。常にレンズを清潔に保ちましょう。使い捨てタイプを活用するのもおすすめです。
【健康ミニメモ】
ビタミンB6:抗アレルギー作用のあるビタミンB6。アレルギー性結膜炎を予防する働きがあるとともに、細胞の再生をサポートする効果もあるといわれています。ビタミンB6はレバー、さば、まぐろ、にんにくに多く含まれています。
ことわざ健康法 ~用心は臆病にせよ~
どれだけ用心しても、し過ぎることはないのだから、臆病なくらい慎重にすべきだという教え。アレルギー性結膜炎を防ぐためには、アレルギー反応を引き起こす物質であるアレルゲンに触れないことが大切。花粉で反応が出る人は、外出時に眼鏡やマスクなどを装着する、帰宅したら手洗いとうがいをするなど、徹底して予防しましょう。
参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子
印刷用画面はこちら