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AOI通信 2018年2月号

今月のテーマは 「美容」

 女性が美しさを保つための基本は、なんといっても心身の健康。相撲力士の体調の善し悪しを、肌の色艶で判断することからもわかるでしょう。東洋医学では、肺は皮膚と関係が深い臓器といわれ、背中の第三胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「肺兪」は美容に効果があるツボの一つ。「肺兪」を押すことで肺によい“気”が送り込まれます。腰の第一腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「三焦兪」は、左右のツボに親指を当て、そこを視点に身体を持ち上げるように圧をかけると、全身のエネルギーバランスを整えてくれることができます。そのほか、胸部の中心線と左右の乳首を結んだ線が交わるところに位置する「膻中」、みずおちとへそを結んだ線の中央に位置する「中脘」などが効果的といわれています。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

健康豆知識 ~ 鍋料理 ~

 鱈や鮟鱇や牡蠣、鮭の頭などに、白菜・ねぎ・豆腐を加えて、好みのポン酢で食べる鍋物は、不思議と子供も老人も好む美味しさです。
 これらの鍋物の中には、寒い季節に特に必要な良質なタンパク質、脂肪やビタミン、ミネラルを多量に含んだ見事なスープ類。薬味にポン酢を効かせると、消化吸収を助け塩分を控えめにして美味しさを引き立てます。お酒を嗜む人にとっては、肝臓を強め、解毒や二日酔いの予防にもなる好都合な料理です。
私達のからだは、60兆個もの細胞から成り、水分を除けば、主成分はタンパク質です。タンパク質は新しい細胞を作り出したり、ホルモンや酵素の本体になったり、免疫抗体としても活躍するのです。
特に体内では作れないで、食べ物だけにある必須アミノ酸を上手に食べることが大切です。その優等生が、鱈や鮟鱇や牡蠣や、卵、母乳、牛乳、豆腐たちなのです。
 鱈の肝は、ビタミンAとDの宝庫で、視力回復や粘膜保護の働きを持ち、あん肝は栄養価も高く、ビタミン、アミノ酸も他の魚と一桁違う量と種類が含まれています。牡蠣は海のミルクと言われる滋養強壮の薬効があり、タウリンやグリコーゲンが多いことから内臓の強化や解毒力に注目されています。
鮭は必須アミノ酸の生成を促すビタミンB6が多く、粘りのある血液をサラサラと流す成分が多いことから、動脈硬化や高血圧予防に効くと評価が高いです。白菜はビタミンC、カルシウム、カリウム、ビタミンB6が多く、繊維が便通を整え、発ガン物質を排除し、コレステロールを除く作用がある等々、鍋の中はそれぞれに役者揃いです。

参考:「薬になる食べもの」篠田雄介著

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