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AOI通信 2017年9月号

今月のテーマは「眼精疲労」

 行楽時のロングドライブともなると、遊びを満喫したあとの帰りの運転中、どうしても疲れが出てきます。特に目の疲れは、動体視力や視野、集中力に影響するので十分な注意が必要です。ちょっと車を止めてツボを刺激してみるのもいいでしょう。
 眼精疲労によく効くツボは、眉毛の内端のくぼみに位置する「攅竹」、眉毛の外側の端のくぼみに位置する「絲竹空」、内目尻と鼻の根元の中間のくぼみに位置する「睛明」、目尻外側のくぼみに位置する「瞳子髎」、これら4カ所のツボを軽い力で2秒くらいゆっくり押してみてください。軽い疲れ目程度なら、回復するはずです。
 また、目の奥が痛いときには目尻の外側でややくぼんだ所に位置する「太陽」のツボを強く押し、さらに目が充血した際には頭のてっぺんに位置する「百会」をこねるように指圧してください。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

健康豆知識 ~ケアを怠らず、疲れ目を予防しよう~

 ここ数年、パソコンを使う時間が長くなり、目の疲れを訴える人が増えています。目の中にはレンズの働きを持つ水晶体が備わり、ピントを合わせるための筋肉があります。パソコンの画面など近くのものを長時間見続けるということは、この筋肉の緊張が長時間続く状態で、目に負担がかかってしまいます。ほっておくと、充血、かすみなどを伴う眼精疲労を招いてしまうことがあるので注意しましょう。
 また、眼精疲労を訴える人の半数以上が悩むドライアイの症状は、目の表面を潤す涙の量が蒸発することで減り、乾いた状態になります。加齢によって涙の分泌量や質が低下するため、中高年に多く見られます。パソコンの作業中は1時間に5~10分ぐらいは定期的に目を休める習慣を身に付けましょう。

【健康ミニメモ】

ビタミンA:「目のビタミン」とも呼ばれ、角膜や網膜の細胞、粘膜を正常な状態に保ち、目を活性化させる働きがあるビタミンA。涙をつくったり、目の機能を高めるのでドライアイの改善にもおすすめです。ビタミンAはレバー、うなぎ、ほうれんそう、かぼちゃなどに豊富に含まれています。

ことわざ健康法 ~転ばぬ先の杖~

 転びそうなときは前もって杖を持つがよいの意から、何事も失敗をしないようにあらかじめ準備し、用心することが肝要であるという教え。
 疲れ目を招かないためには、日々のケアが大切です。目玉を動かし筋肉をほぐす、タオルで目を温めたり冷やしたりして血行を改善する、室内が乾燥しないよう加湿器を使うなどして部屋の湿度に気を付けるなど、対策を心がけましょう。

参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子

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