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AOI通信 2015年12月号

今月のテーマは「ストレス」

忙しい日々が続いてからだと心にストレスを抱え込んでいませんか?
過度のストレスは心臓病や脳卒中の引き金になりかねません。
まずイスにゆったり腰掛けて目を閉じ、大きな息を吐きながら、親指をのぞいた四指でみずおちを5~8秒押してください。さらにわき腹のあばら骨に沿って、指が骨の内側に入るように3~4回繰り返して押し、続いてへそとみずおちの真ん中をグッと押すと効果てきめん。
頭のてっぺんに位置する「百会」、背中の第七胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「膈兪」、第九胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「肝兪」、腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」のツボも効果的です。また足の膝下外側のくぼみから指三本分下に位置する「足三里」、内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」も有効。このツボ療法によって、体の緊張がほぐれ、神経の高ぶりも鎮まります。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法Vol.14」より引用・抜粋

健康豆知識 ~ 日光を浴びて冬のうつを予防 ~

「季節性感情障害」ともいわれる冬のうつ。日照時間が短くなることにより、脳内の神経伝達物質であるセロトニンなどが減少することが原因と考えられています。通常のうつは眠れない、食べられないといった状態を招きますが、冬のうつは眠気が強く、睡眠時間が長くなる、食欲が増し、特に甘い物やごはん、パンなどの炭水化物を食べたくなるのが特徴的です。このため、「うつ太り」を招いてしまうこともあります。
 予防策は、規則正しい生活と日頃から積極的に日光に当たることを心がけましょう。朝はカーテンを開け朝陽を浴びるようにします。朝陽の入る窓際で寝るのも効果的です。寒いからといって家の中に閉じこもるのではなく、午前中は外に出て日光を浴びましょう。

【健康ミニメモ】

ビタミンB6:セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンからつくられ、その吸収には炭水化物やビタミンB6が必要です。食事は炭水化物を中心に、肉、魚、大豆などのタンパク質を欠かさず、青魚、レバー、にんにく、まぐろ、バナナなどビタミンB6を豊富に含む食品を積極的に摂りましょう。

ことわざ健康法 ~歴史は繰り返す~

過去に起こったことは同じような経緯をたどって、再びやってくるものという意味。冬のうつは春になると治るといわれるため、放置しがちですが、毎年繰り返し起こる傾向があるので注意が必要です。
冬のうつの予防・改善には、リズミカルな運動がよいといわれています。リズミカルな運動にはウォーキング、水泳、サイクリングのほか、足踏みや腹式呼吸なども含まれます。

参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子

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