AOI通信 2014年10月号
今月のテーマは 「めまい・立ちくらみ」
頭がクラクラする、フラフラする、周囲が回っているような感じがする…それが、めまい・立ちくらみ。どちらも内耳の平衡感覚をつかさどる部分の異常で、軽い症状の場合は耳の回りのツボ療法を試してみてください。まず、耳の後ろにある「竅陰」と耳たぶの下にある「翳風」をチェック。「竅陰」は耳の陰という意味で、その名の通り外耳孔のすぐ後ろ、乳様突起の上方のくぼみに位置します。「翳風」は、ちょうど乳様突起と下あごのくぼみのところ。少し強めに押すと、ズーンと周囲に響きます。この両方のツボを左右の親指で響くようにゆっくり押してこねるように指圧すると効果大。さらに、首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右外側に位置する「天柱」や外くるぶしの前に位置する「丘墟」も併せて刺激するといっそう効き目があるでしょう。
引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋
健康豆知識 ~肥満を解消して生活習慣病を防ごう~
肥満は生活習慣病のもとといわれるように、内臓脂肪が蓄積すると生活習慣病を起こしやすくなります。ほっておくと糖尿病や高血圧、脂質異常症などを招いてしますので注意が必要です。
食事で大切なのは、ゆっくり食べること。よくかんで味わいながら食べることで、脳の満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができ腹八分目でも十分な満腹感が得られます。
食事の順番はサラダや煮物など、野菜のおかずを先に食べ切り、肉や魚、ごはんなどはそのあとに。
野菜の食物繊維が先に入ることで、血糖値が急上昇することを防ぎ、肥満予防につながります。野菜の摂取は1日400gを目標にし、野菜を食べ始めてから次のおかずを口にするまで5~10分かけるようにしましょう。
【健康ミニメモ】
食物繊維:食物繊維は胃で膨らむため、満腹感が早目に得られます。そのため炭水化物の量が自然と減り、摂取エネルギーの総量を抑えることができます。また食物繊維は腸活動を活発にして消化を助ける働きがあります。食物繊維は玄米などの穀類、豆類、イモ類、キノコ類、海藻類に多く含まれています。
ことわざ健康法 ~早起きは三文の徳~
早起きをすると何か良いことがあるということ。早寝早起きを続けると体内時計が整い、肥満や生活習慣病予防につながります。朝、体内時計をリセットせるために、目覚めたらすぐカーテンを開け朝の光を浴びましょう。また、朝のウオーキングも効果があります。寝ている間に汗をかいているので水分は十分にとってから歩き始めましょう。
参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子
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