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AOI通信 2013年7月号

今月のテーマは 「腰痛」

腰の痛みというと、昔はお年寄りのものと思われがちでしたが、最近は若い人にも多く見受けられるようです。特に、ぎっくり腰や椎間板ヘルニア、変形性腰椎症などを患った場合は、その痛みに音をあげてしまうことでしょう。そのような時、腰痛をやわらげてくれるツボは、腰の第二腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「腎兪」、第四腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「大腸兪」、第五腰椎棘突起下から左右外側へ指二本分ある「関元兪」で、腰痛の三大ツボといわれています。さらに、へその左右外側へ指二本分にある「天枢」、ふくらはぎのほぼ中央筋肉がアキレス腱に変わる位置の「承山」、足首正面中央のくぼみ「解谿」を押さえるといいでしょう。腰痛の三大ツボから順に「腎兪」→「大腸兪」→「関元兪」、そして「天枢」→「承山」→「解谿」と指圧していくのが治療のコツです。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

健康豆知識 ~ 家庭の注意で予防できる、食中毒 ~

食中毒で最も多いのが、O-157に代表される細菌性の食中毒です。予防法としては、生鮮食品は新鮮な物を選び、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。基本は、食材に菌を「つけない」、菌が増殖しやすい水分や温かい空気を避けて「ふやさない」、熱などで菌を「やっつける」という3点が大事だと言われます。

特に肉料理の場合は、他の食品に菌を移さないよう、肉を切った後のまな板や包丁の扱い方に注意し、使うたびに洗剤で洗いましょう。できればまな板を2枚用意し、熱を加えずに食べる食材用と加熱食材用とに使い分けたいものです。また、肉料理を生野菜と一緒に長時間置くことも避けましょう。肉は加熱で細菌が死んでいても、野菜の菌が肉へ移ることがあります。

【健康ミニメモ】

カテキン:お茶の渋みの成分で、抗菌作用や抗毒素作用を持つことが実験で確かめられており、O-157などの菌に対して高い効果があります。食後のお茶は感染性の下痢の予防になります。カテキンは高い温度で煮出すほどよく溶け出します。熱いお茶でまないたなどの消毒も有効です。1日の目標摂取量は1gで、茶葉100g中のカテキンは10~18mgです。

ことわざ健康法 ~ 臨機応変 ~

その場の変化に応じて、適切な処置をすることをいいます。食中毒の予防は、食品の購入、家庭での保存、料理の下準備、調理、食事、残った食品の処理など、それぞれの段階で臨機応変の処置が必要となります。例えば食品の保存では、冷蔵庫や冷凍庫の詰め過ぎ、肉や野菜など食品の種類による扱い方など、その場に応じた清潔で適切な処置が求められます。

参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子

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