AOI通信
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AOI通信 2013年5月号

今月のテーマは 「動悸・息切れ」

動悸が激しい、息切れがする、この2つの症状は似通っていますが、同じものではありません。
息切れは肺の酸欠で起こり、動悸は心臓の働きに異常があったストレスで起こります。
息切れの特効のツボは背中の第三胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「肺兪」で呼吸器系の働きを盛んにします。
その真下、第五胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「心兪」は循環器系の機能を高め、鎖骨の外側のくぼみから指一本分下に位置する「中府」と前腕の掌側で、肘から手首まで3分の1降りた、やや親指よりに位置する「孔最」は息切れの名穴です。
動悸のツボは、背中にある第五胸椎棘突起下から左右外側へ指二本分に位置する「心兪」のほか、手の甲側の親指と人差し指の間のくぼみに位置する「合谷」と内くるぶしから上へ指四本分に位置する「三陰交」を補助穴として押さえておけば効果があるでしょう。
不安や怒り、イライラなどが続いた際に起きるのが動悸・息切れ。
いずれにせよ、精神的な疲れが最大の"敵"なのでは?

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

健康豆知識 ~規則正しい生活が、快眠をリード~

ストレスや不規則な夜型生活が続くと、睡眠の時間も質も低下しがち。睡眠不足が続くと、昼間の眠気や全身の倦怠感をもたらすだけでなく、血圧の上昇や糖質の代謝能力が低下するため、心臓疾患・糖尿病などにつながるおそれがあります。
不眠の原因は、病気による身体的苦痛・不安・ストレスなどさまざまです。
夜になると眠くなるのは、1日24時間の周期でリズムをつくる「体内時計」にコントロールされているためです。
快眠を得るためには、規則正しい生活でこの「体内時計」を整えること。食事は朝・昼・晩の決まった時刻にとり、起床と就寝の時刻も毎日統一しましょう。
どうしても眠れない状態が続くときは、医療機関に相談しましょう。

【健康ミニメモ】

トリプトファン:必須アミノ酸の一種で、リラックス気分をもたらし、精神安定作用を持つ神経伝達物質セロトニンをつくり安眠を助けます。
催眠効果の他に鎮痛作用やうつ症状緩和作用もあります。牛乳、チーズ、大豆製品、種実、バナナなどに多く含まれています。
牛乳やチーズに多く含まれるカルシウムにも精神安定作用があり、不眠症にはより効果的です。

ことわざ健康法 ~小事は大事~

ささいなことから大事が起こるので、小事だからといっておろそかにしてはいけないという意味。
睡眠不足をあなどってはいけません。睡眠が少ないと心身にマイナス症状をもたらすだけでなく、血圧や血糖値を上昇させ生活習慣病のリスクを高めたり、うつ病を引き起こしやすくします。
さらに記憶力や集中力の低下により勉強や仕事の効率を悪くし、事故などの危険性にまで影響を及ぼします。

参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子

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