AOI通信 2013年4月号
今月のテーマは 「眼精疲労」
行楽時のロングドライブともなると、遊びを満喫したあとの帰りの運転中、どうしても疲れが出てきます。
特に目の疲れは、動体視力や視野、集中力に影響するので十分な注意が必要です。
ちょっと車を止めてツボを刺激してみるのもいいでしょう。
眼精疲労によく効くツボは、眉毛の内端のくぼみに位置する「攅竹」、眉毛の外側の端のくぼみに位置する「絲竹空」、内目尻と鼻の根元の中間のくぼみに位置する「睛明」、目尻外側のくぼみに位置する「瞳子髎」、これらの4ヵ所のツボを軽い力で2秒くらいゆっくり押してみてください。
軽い疲れ目程度なら、回復するはずです。
また、目の奥が痛いときには目尻の外側でややくぼんだ所に位置する「太陽」のツボを強く押し、さらに目が充血した際には頭のてっぺんに位置する「百会」をこねるように指圧してください。
引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋
健康豆知識 ~原因をよく知って、片頭痛を予防~
頭痛は、日本人の約5人に1人が悩まされている身近な病気です。頭の片側もしくは両側にズキズキした拍動性の痛みがおそう片頭痛は女性に特に多く、脳の神経伝達物質が何らかの刺激によって大量放出され、血管が拡張して起こるといわれています。
発症原因には、精神的ストレス・過労・睡眠不足・空腹・人混み・騒音や、女性はホルモンの急激な変化などがあります。
また、カフェインの摂り過ぎをはじめ、バナナ、チーズ、ワイン、チョコレートなど特定の食べ物が誘因になることもあり、そういった発症原因を探ることが大切です。
どのような時に頭痛が起きるのかメモをとり、原因がわかれば、なるべくそれを避ける工夫をすることです。
【健康ミニメモ】
ビタミンC:風邪や疲労、ストレス、肩こりなどによる、広い範囲での頭痛に効果があり、効き目は強く即効性も期待できます。
ビタミンCはいちご、みかん天然果汁、キウイ、ブロッコリーなどに多く含まれています。2~3時間で排出されるので、食事ごとに偏りなく摂りましょう。
ビタミン剤などによる極端な摂取は、下痢を起こすこともあるので避けたいものです。
ことわざ健康法 ~物は試し~
物事はやってみないことにはわからないので、初めからだめだと諦めないで一度は試してみようという教え。
片頭痛は何らかの刺激によって起こるので、予防策として刺激を取り除くことが大切です。
まず、頭痛につながる自分の行動を知ること。食べた物、痛みの程度、服用した薬、1日の行動などを記入する「頭痛日記」をつけ、頭痛の引き金となる要素をチェックし、改善を試みましょう。
参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子
印刷用画面はこちら