AOI通信 2012年10月号
今月のテーマは 「眼精疲労」
行楽時のロングドライブともなると、遊びを満喫したあとの帰りの運転中、どうしても疲れが出てきます。
特に目の疲れは、動体視力や視野、集中力に影響するので十分な注意が必要です。
ちょっと車を止めてツボを刺激してみるのもいいでしょう。
眼精疲労によく効くツボは、眉毛の内端のくぼみに位置する「攅竹」、眉毛の外側の端のくぼみに位置する「絲竹空」、
目尻外側のくぼみに位置する「瞳子髎」、
これら4ヵ所のツボを軽い力で2秒くらいゆっくり押してみてください。軽い疲れ目程度なら、回復するはずです。
また、目の奥が痛いときには目尻の外側でややくぼんだ所に位置する「太陽」のツボを強く押し、さらに目が充血した際には頭のてっぺんに位置する「百会」をこねるように指圧してください。
引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋
健康豆知識 ~食欲の秋~
食欲の秋、胃に気配りした食生活を
日本人は胃が弱いといわれます。胃のもたれやムカムカ・胸やけ・頻繁な胃痛・食欲の低下・胃腸の膨満感・酸っぱいゲップ・便秘と下痢を繰り返しなどの症状が続く場合は、医師の診断・検査をおすすめします。
以前は、胃炎や胃潰瘍は食事やストレスが関係するものとされていましたが、最近は胃の粘膜にすみつくピロリ菌が胃粘膜に炎症を起こし、慢性胃炎などの不調の原因になると考えられています。
ピロリ菌の除菌治療もありますが、胃の不調を改善するには、毎日の食生活の改善が不可欠。寝る前の食事は控え、脂の多い食品や香辛料の摂り過ぎに注意しましょう。野菜や果物を多く摂り、タバコ控え、お酒の飲み過ぎに注意して、胃にやさしい食生活を守りましょう。
【健康ミニメモ】
カテキン:緑茶の渋味成分です。胃炎や胃潰瘍の原因となり、狭心症や心筋梗塞との関連性が大きいピロリ菌を死滅させる作用が認められています。また、抗酸化作用や細菌の増殖を防ぐ作用や抗毒素作用などもあり、がん・老化・動脈硬化・感染性の下痢を抑制する効果もあります。お茶を高い温度で煮出すほどカテキンはよく溶け出し、緑茶なら玉露より煎茶がおすすめです。
ことわざ健康法 ~病を知れば癒ゆるに近し~
自分の欠点に気がつけば、それを改めるのはたやすいということ。病気治療にはその病の正体を知ることが先決で、食欲があるのに胃の調子が悪く悩んでしまう、薬で一時的に症状が治まってもすぐ悪くなるなどの症状は、まずよく調べて対処しましょう。専門医に相談して検査を受けるのが、一番の近道です。
参考:「家庭の健康豆知識」 監修:保健学博士 菅原明子
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