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AOI通信 2011年4月号

今月のテーマは 「めまい・立ちくらみ」

頭がクラクラする、フラフラする、周囲が回っているような感じがする・・・それが、めまい・立ちくらみ。
どちらも内耳の平衡感覚をつかさどる部分の異常で、軽い症状の場合は耳の回りのツボ療法を試してみてください。
まず、耳の後ろにある「竅陰」と耳たぶの下にある「翳風」をチェック。
「竅陰」は耳の陰という意味で、その名の通り外耳孔のすぐ後ろ、乳様突起の上方のくぼみに位置します。
「翳風」は、ちょうど乳様突起と下あごのくぼみのところ。
少し強めに押すと、ズーンと周囲に響きます。この両方のツボを左右の親指で響くようにゆっくり押しこねるように指圧すると効果大。 さらに、首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右外側に位置する「天柱」や外くるぶしの前に位置する「丘墟」も併せて刺激するといっそう効き目があるでしょう。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

旬のもの 昆布とわかめ

春の大地から、筍・せり・よもぎ・木の芽など、みずみずしい旬のものたちが、いっせいに顔を出し始めます。 海にも、素晴らしい旬の鯛・カツオ・イワシ・あさり、そして昆布・わかめなどの海藻類が沢山に出揃って、自然界はまさに山海の珍味で春らんまんです。
昆布は寒流、わかめは暖流の、汚染の無い、きれいで流れの強い海の中で、天然プランクトンと太陽光で、緑濃く育つもので、海水中の沢山の養分をたっぷり取り込んでいます。
ガンや老化を防ぐカロチン色素や、ビタミンB12・Cなどの殆どのビタミン類、カルシウム・マグネシウム・鉄・カリウムなどのミネラル、ダシの素のグルタミン酸ソーダ、葉緑素、食物繊維、人間の体に大変必要な微量元素のヨウ素とセレンを含有しています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料になり、ヨウ素が欠けると甲状腺腫や肥大になりやすいです。
日本人は大豆や豆腐を好みます。大豆はほんの少し甲状腺を肥大させやすい成分を持っていますが、例えば、湯豆腐に昆布、みそ汁にわかめ、大豆にひじき、納豆にのり、といった“取り合わせ”の知恵を働かせて、微量元素や栄養の相乗効果を出して、旨みを増し、甲状腺を正常にし、ガンや老化や寿命にも深く働く知恵を伝えてきたのです。
海藻を常食にしている地方には脳卒中が少なく、長寿者が多いことが知られています。海の中の、優れたアルカリ食品である昆布・わかめが素晴らしい薬膳効果をもっていることを見直して、春の旬に拘らず、年中常食されることをお薦めします。

参考:「薬になる食べもの」篠田雄介著

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