鍼灸・AOIブログ
  • 症例一覧
  • 料金表
  • お問い合わせ

2022年2月の一覧

鍼灸・AOIブログ ~ ジャン・クリストフをご存知ですか ~

皆さん、青春時代にどんな本を読んでいらっしゃいましたか?

青春時代に何を考え、どんな行動をしていたか?それを感じるために、青春時代に読んでいた
本をもう一度読み返してみようと、自宅の書棚から手に取ったのが、ロマン・ローラン作・
岩波文庫の「ジャン・クリストフ 全8巻」。

当時の岩波文庫は紙の質も良くなく、日焼けして黄ばんでいる。おまけに字も小さく、行間も狭い。
最新版なら、きっと1.5倍くらいの分量になるのでは?と思いつつ、買い替えることもせず、
今から50年近く前に、通勤電車の中で読んだ文庫本を、老眼鏡をかけて読むことにしました。

少し長い文章ですが、お付き合いください。

昨年の夏くらいから読み始めてほぼ6か月くらいかかったでしょうか?元々遅読の上に、
寝る前と寝起きにベッドの中で読むのを楽しんでいましたし、随所にローランの想いの
こもったやや哲学的な文章が織り交ざっていましたから、遅々として進まず・・・
という感じでした。

ここでロマン・ローランの言葉。

「人類の一致、それがいかなる多様な形態のもとに現れようとも、常にそれを示すこと。
それこそ、科学のそれと同様に芸術の第一の目標でなければならない。
それがジャン・クリストフの目標である。」

ロマン・ローランは20年間に亘って、ジャン・クリストフと関わっていました。
構想10年、執筆10年。
第一巻 曙と朝 1903年7月~10月 ・・・・・
第十巻 新しき日 1911年7月 ~ 1912年6月

物語は音楽的素養をもって生まれたジャン・クリストフの幼年時代から、多感な青春時代、
音楽家として大成する壮年期から老年期にかけて、彼の一生を物語っていきます。

その各時代には多くの人々との人生模様が描かれ、読み進むうちに物語に引き込まれていきます。
どの時代を通じても彼の一徹の信念があり、多くの衝突や行き違い、戦いがありました。
彼はその信念故に、不可抗力から2度殺人を犯し、2度国外逃亡をしました。

ドイツのライン河沿いの小さな町から始まり、ドイツで音楽家として認められたのに、ある事件を
機にパリへの逃避行、パリでの貧困生活と成功・無二の友との出会いと別れ、ここでも事件に
巻き込まれスイスへの逃避行、イタリアを経由して再度パリへ移り住み晩年を迎えます。

ある時は彼の頑固さと自信過剰にハラハラしながら、ロマンスの情景ではこのままうまくいくと
いいなぁ、と思ったりして楽しんで読みました。

50年前に読んでいたのに、中身はぼんやりとしか思い出せませんでした。私たちが過ごした
学生時代は反戦運動などが盛んでした。社会人として薬剤師として名古屋での病院勤めを始めて
から10か月くらいしてから読み始めたようです。その時は通勤に片道1時間かかっていましたので、
かなりのペースで読み進んだことでしょう。

その頃読んだ本は割合社会派の本が多く、多分私の心象風景を表していたとのだと思います。
その2年後、私は故郷の愛知県を離れ、漢方薬の勉学のため、学生時代を過ごした京都に
再度移り住みました。そして、漢方薬と共に鍼灸治療に出会いました。

さあ、次は白水社の単行本、ロジュ・マルタン・デュ・ガールの「チボー家の人々」全5冊に
挑戦です。これも活字が小さい!!

鍼灸・AOIブログ~ 若手の超工芸 ~

松坂屋美術館で開催されている、「和巧絶佳」展~令和時代の超工芸~を
鑑賞してきました。

工芸の街、金沢や京都、多治見などの先達の匠の元で研鑽を積んで、現在独立して
工房を構えている若手の作家たちの力作がずらりと並んだ作品展です。

どの作品も気の遠くなるような細かい作業で出あがった作品ですので、作品の前では
心を落ち着かせて、思わずため息をつきながら鑑賞させていただきました。

2月27日(日)まで開催されていますので、皆様も是非ご覧下さい。

2月のAOI通信は~「後頭部頭痛」と「片頭痛の予防」がテーマです~

いつも大変お世話になっております。

1月もあっという間に過ぎ、あと数日で立春です。
寒い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

AOI通信2022年2月号をお送りします。
今月のAOI通信のテーマは「後頭部頭痛」と「片頭痛の予防」です。
ツボ療法や健康豆知識をご活用していただければ幸いです。

頭の片側もしくは両側にズキズキした拍動性の痛みがおそう片頭痛は
女性に特に多く、脳の神経伝達物質が何らかの刺激によって大量放出され、
血管が拡張して起こるといわれています。

発症原因には、精神的ストレス・過労・睡眠不足・空腹・人混み・騒音や、
女性はホルモンの急激な変化などがあります。
また、カフェインの摂り過ぎをはじめ、バナナ、チーズ、ワイン、チョコレートなど
特定の食べ物が誘因になることもあり、そういった発症原因を探ることが大切です。

ビタミンCは風邪や疲労、ストレス、肩こりなどによる、広い範囲での頭痛に効果があり、
効き目は強く、即効性も期待できます。
いちご、みかん天然果汁、キウイ、ブロッコリーなどに多く含まれています。

詳しくはこちらをご覧ください。

時節柄くれぐれもお体ご自愛くださいませ。


ページの上部へ

Copyright © 2015 - 2024 鍼灸AOI All Rights Reserved.