皆さんは名古屋市東区にある徳川美術館に行かれたことありますか?
名古屋にお住まいの方でも遠方の親戚や友人をご案内する以外にはあまり
行かれないのではないでしょうか?
かく言う私も、自転車なら5~6分もかからないような近くに住んでいながら、行く機会
は稀です。
昨日の日曜日、天気に誘われ牡丹の写真を撮りたくて徳川園に出かけました。
受付で美術館のことも勧められ、ちょっと迷いましたが、今年は開館80周年で、特別展が
あることは知っていましたので、久しぶりに鑑賞することにしました。
牡丹は残念ながら少し遅く、あまり良い写真は摂れませんでしたが、新緑の徳川園の散策は
とても気持ちがよかったです。
徳川美術館の開館80周年特別展は、「国宝 初音の調度~日本一の嫁入り道具~」です。
誰の嫁入り道具かというと、尾張徳川家二代光友に嫁いだ千代姫のものです。
千代姫は三代将軍家光の長女で、わずか数え年3歳で光友に嫁ぎ、生涯を江戸で過ごした
そうです。これらの調度品は千代姫の没後、名古屋城に送られてきました。
調度品70件が現存し、一括で国宝に指定されています。
この特別展にたどり着くまでにも見るべきものが沢山展示され、これまでになく時間をかけて
鑑賞しましたが、特別展の会場ではその素晴らしさにため息が出る程でした。
皆さんも是非お出かけなさったらいかがでしょうか?
特別展は5月31日(日)まで開催中です。
鑑賞の前に、学芸員の方の説明をロビーで聴かれることをお勧めします。