鍼灸・AOIブログ
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2014年5月の一覧

心と身体を解きほぐす適度な運動を

「五月病」ともいわれますが、新しい生活に慣れようと頑張りすぎてストレスを溜めこんで
いる方も多いことでしょう。

しかし、心身の緊張状態が続くと、交感神経だけが絶えず働いて自律神経のバランス
が崩れてしまいがち。それを整えるためには、副交感神経の働きを呼び覚ます、心地
良いと感じる程度の運動が大切です。

血管を収縮させ、体をアクティブな状態にする交感神経は、例えれば車のアクセル。
これに対し、副交感神経はブレーキとなるもので、血管をゆるめて緊張を解きほぐします。

つまりこの働きを 取り戻すには、心身に負荷を与えるハードなトレーニングより、日常生活
ですぐにできる簡単な運動で十分ということ。
例えば、「電車やバスの中では座らない」、「3階 までなら階段を使う」ことを毎日意識する
だけで、1カ月後には大きな違いを実感できるはずです。

朝日新聞 奥様メモ 参照

自律神経のアンバランスからくるストレスに対しては、鍼灸治療も得意とするところです。
どんな症状でも結構です。是非、ご相談ください。

 

今月のテーマは「イライラ」

今月のAOI通信のテーマは「イライラ」です。

ストレスがたまりやすい現代社会では、何かとイライラすることも多いのでは。
でもいら立ちが高じると血圧が上がって脳卒中や心臓病の引き金にもなりかねません。

そんなイライラを押さえるツボがあります。ちょうど頭のてっぺんの「百会」と、
首の後ろ髪の生え際にある二本の太い筋肉の左右両側「天柱」を押さえ、
頭の重さを取り除いてください。
続いて、それぞれ第七と第九胸椎棘突起下より左右外側へ指二本分「膈兪」と
「肝兪」を指圧するといいでしょう。

また消化器官を整えるために膝下の外側のくぼみから指四本分の「足三里」、
内くるぶしから上へ指四本分「三陰交」を押さえるのも効果的。
肘を曲げた時にできる横しわの外端「曲池」、人差し指と親指の間のくぼみ「合谷」も、
いつでもどこでも手軽に使える便利なツボ。
イライラした時にツボを押さえる心の余裕が、気を静めてくれます。

引用 セイリン(株)「鍼のはなし 家庭で簡単ツボ療法」より引用・抜粋

ツボの位置など詳しいことはこちらをご覧ください。

40代前半 女性 排卵痛

ある方の間接的紹介で来院くださった40代前半の女性。
来院される前に鍼灸・AOIのブログをしっかりご覧いただいて治療を受けてくださいました。

婦人科関連の症状を沢山持っていらっしゃる方で、子宮腫、内膜症などの既往歴もあります。
ご本人が一番辛く思っていらっしゃるのは、生理と生理の間にある排卵期の腹痛です。
また、生理が終わってから排卵期までの体調不良、気分の落ち込みもとても辛いとのこと。
その他に、肩こりから来る頭痛、精神的不安症など・・・。

お話を伺っていると、とても心の優しい方で、身近な方の死に直面すると、心が持ちこたえ
られなくなるようです。

ほとんどの症状が婦人科関連のホルモンのアンバランスから起こっていると思われましたので、
その調整をする治療と、心を整える治療をさせていただきました。

本日来院して下さいましたが、これまで3回の治療で今回の排卵痛はあまり感じず、落ち込み
もなかったということで、とても喜んでいらっしゃいました。
顔の表情もとても良くなられ、元々素敵な笑顔がより一層素敵になられました。
確実に良い方向に向かっていますから、自信を持ちましょうね!

今週の予約状況(5/8~5/10)

ゴールデンウィークが終わり、日常の生活が戻ってきましたね。
皆さんは連休をいかが過ごされたでしょうか?

鍼灸・AOIのブログで2日間に亘り、「歩くこと」について掲載させていただきました。
連休の最後の6日の午後、運動不足を補うべく、グリーンロード沿いにある、愛知県
緑化センターへ行ってきました。風が爽やかでとても気持ちが良かったです。

隣接する「昭和の森」は、結構 アップ・ダウンがあり、なかなか歩き応えがありました。
緑化センターは桜とユキヤナギの饗宴がとてもきれいです。是非、来年の春に
お楽しみください。

今週の予約状況をお知らせ致します。
5/8   木曜日・・・夕方可能です。
5/9   金曜日・・・午後 予約可能です。
5/10  土曜日・・・午前・若干予約可能です。(診療は午前中のみ)

連休中に運動を頑張りすぎて筋肉痛の方、無理をして疲労が溜まってしまった
方々、鍼灸治療にて症状を早目に改善しましょう!

ご連絡お待ちしております。

歩くこと つづき

昨日は、歩くことは健康につながるということをお伝えしました。
今日は、健康の効果を高めるための歩き方のポイントをお伝えしましょう。

空腹時は脂肪が良く燃えるので、早朝のウォーキングが有効です。
ただし、起床後、十分な水分補給をして、ゆっくり歩きながらスタートしましょう。

信号待ちや途中の公園で、太ももの前と後ろをストレッチ。
筋肉をほぐして酸素を行き渡らせ、疲労解消をしましょう。

凸凹道では、舗装路と違う筋肉が働き、体のバランスが整い、筋力がアップします。
怪我を防ぐために、平らな道で脚力を付けてから挑戦しましょう。

「ウォーキング100のコツ」 参照

歩くことは健康につながる

今日は子どもの日、生憎の天候となってしまいました。天気が良かったら、あそこに出かけて、
思いっきり子ども達を遊ばせたかった!と思われている方もおいででしょうね。

皆さん、健康診断を受けて、歩いてください、と指導されたことはありませんか?
運動不足は病気のリスクを高めます。
ウォーキングはスポーツが苦手でも、歩くだけで筋肉の衰えを防ぎ、心肺の働きを
高めることができます。ただし、歩くと言ってもダラダラ歩きでは健康効果はありません。

ウォーキングは、単に脚の運動ではなく全身運動と心得て、ふだん使わない筋肉まで
意識し、しっかりと歩くことが大切です。

まとめて歩く時間が取れないときは、5分間、10分間の細切れ歩きでも効果があります。
よくいわれる1日1万歩も一つの目安ですが、実はそれだけでは不十分。体力アップの
ためには、自分のペースで歩く中に、時速6kmのスピード歩きを毎日10分間取り入れる
とよいでしょう。

主婦の友社、「ウォーキング100のコツ」
参照

さぁ、明日は少し早足で歩きましょう!

旬のもの 昆布とわかめ

昆布は寒流、わかめは暖流の、汚染の無い、きれいで流れの強い海の中で、天然プランクトン
と太陽光で、緑濃く育つもので、海水中の沢山の養分をたっぷり取り込んでいます。

ガンや老化を防ぐカロチン色素や、ビタミンB12・Cなどの殆どのビタミン類、カルシウム・
マグネシウム・鉄・カリウムなどのミネラル、ダシの素のグルタミン酸ソーダ、葉緑素、食物繊維、
人間の体に大変必要な微量元素のヨウ素とセレンを含有しています。ヨウ素は甲状腺ホルモン
の材料になり、ヨウ素が欠けると甲状腺腫や肥大になりやすいです。

日本人は大豆や豆腐を好みます。大豆はほんの少し甲状腺を肥大させやすい成分を持って
いますが、例えば、湯豆腐に昆布、みそ汁にわかめ、大豆にひじき、納豆にのり、といった
“取り合わせ”の知恵を働かせて、微量元素や栄養の相乗効果を出して、旨みを増し、甲状腺を
正常にし、ガンや老化や寿命にも深く働く知恵を伝えてきたのです。

海藻を常食にしている地方には脳卒中が少なく、長寿者が多いことが知られています。
海の中の、優れたアルカリ食品である昆布・わかめが素晴らしい薬膳効果をもっていることを
見直して、春の旬に拘らず、年中常食されることをお薦めします。

参考:「薬になる食べもの」篠田雄介著

*大豆や豆腐とわかめとの絶妙な「取り合わせ」、先人の知恵にあらためて感服です。
皆さんも、昆布やわかめをうまく食卓に取り入れましょう!

40代 男性 頸椎ヘルニア(Ⅱ)

今から2週間前に来院された頸椎ヘルニアの男性が昨日来院されました。
前回(4/16) 来院された時に、鍼灸治療をさせていただいた結果、右手のシビレ感、
脱力感、ヅキヅキする痛みが軽減し、手の皮膚の色が赤みを帯びてきれいになりました。

その治療結果がどの程度維持できているか不安でしたが、大丈夫でした。
動かなかった右手はかなり動くようになっていましたし、 ヅキヅキする痛みはほとんど感じ
ないということでした。

前回、「希望が見えてきました。先に進めそうです。」と、おっしゃっていたその方は、元気に
明るい顔をされ、「絶対治してやる!」という気持ちに溢れていました。
私も治るような気がしてきました。

もともと、いろいろなことを頑張ってやってしまう方らしいですので、「ドウドウ」と言いながら
セーブをさせてあげるのが、なかなか大変な方であることも判明しました。

Sさん、焦らずに、着実に良くしていきましょう ね!

 

旬の栄養 初鰹(はつがつお)

目に青葉、山ほほとぎす、初鰹。4月末から5月初めが鰹の旬です。

鰹は世界中の温暖な海域に分布し、大きな群れをつくって回遊して、日本近海には
3月頃、九州近海に現れて、黒潮に乗って四国から千葉・北海道へとイワシ・アジなど
の餌を追って北上します。
時速60kmから100kmで回遊する鰹は良質のたんぱく質をたっぷり含み、適度の脂肪
がのっていて、味は濃厚な旨さです。

特に、老化防止や若返り作用をもつ核酸や、核酸の働きをよくするアミノ酸やビタミンが
豊富で、更に、背中の青いイワシ・アジ・サンマと同様に、動脈硬化を予防し、頭の回転を
良くすると言われる、エイコサペンタイン(EPA)を沢山含有しています。
カルシウム・鉄分も多いので、鉄欠乏性貧血になりやすい若い女性や、成長期の子供たち
のバランスのとれた栄養補給にも優れています。

鰹のたたきは、牛肉のようにステーキ風に表面をレアーに焼いて、生姜とネギの解毒・消化
と共に、生臭さを消す薬味を添えた調理の知恵は見事です。

参考:「薬になる食べもの」篠田雄介著

食べ物は旬の物が美味しくて栄養価が高いことは、皆さんもご存じのことと思います。
今が旬の鰹は女性にも子供にも良いとのこと、しっかりと楽しみましょう!

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