鍼灸・AOIブログ
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不妊治療

30代前半・女性 / ご懐妊おめでとうございます(不妊治療成就)

ユリ1

百合の美しい季節となりました。
この写真は昨年の今頃、名古屋市千種区の千種公園の百合園で撮影しました。

平成25年に側わん症からくる腰痛で3回ほど通院してくださった30代前半の女性が
1年後の平成26年11月に背部痛や腰痛で再来院されました。
今度は不妊治療も希望されました。
結婚後1年半程経っていましたので、年齢的に早ければ早いほどいいというお話も
させていただきました。

この方は手足など体の冷えがありましたので、まずは子宮を温める治療と同時に
女性ホルモンを調整する治療をさせていただきました。

当院での治療と並行して26年12月から人工受精を始められましたが、その後27年1月
後半に来院されて以来、来院が途絶えたため、どうされているのかな?と思っていたところ、
お母さんから妊娠6カ月とご連絡いただきました。おめでとうございます!!icon_razz.gif

最後に来院された時、前日が採卵で翌日が人工授精とおっしゃっていましたが、それが
成功したようです。
妊娠に適する母体づくりのお手伝いをさせていただいた鍼灸治療がお役に立ったようで、
大変嬉しく思います。

今回は残念ながら・・・。鍼灸・AOIは不妊治療を応援します。

この写真は奈良県の又兵衛桜と桃園です。2013年に撮影しました。

1カ月程前にブログに書かせていただいた不妊治療で通院してくださっている40歳の女性。

2月半ばに採卵し、卵の状態がこれまでで一番良く、受精後そのうちの1個は無事に子宮内に
移植できたとのことで、あとは着床を祈るばかりという状態でしたので、その後の朗報をお待ち
していました。・・・今回は残念ながら着床できなかったそうです。icon_cry.gif

ご本人は勿論のこと、周りの方々もとてもガッカリされていたようですが、ご本人はもう次に向けて
切り替えを されています。凍結保存されている2個に賭けるそうです。
しっかり応援させていただきます。

ご本人がいみじくもおっしゃっていました。
「卵が最高でも、受け入れる母体が年齢を重ねていることを忘れていました。
やはり、若ければ若いほどですよね!」

おっしゃるとおり!!

不妊症に朗報!鍼灸・AOIは不妊治療を応援します

昨年6月から不妊症治療で通院してくださっている40歳の女性。
年齢的に今度が最後!という想いで心と体の調整の為に通院してくださっています。

最初はお仕事の関係で腰痛がひどく、腰痛の治療が中心でした。その間に愛犬ちゃんの
病気もあり、なかなか彼女の気持ちが落ち着きませんでした。

そんなこんなで、本格的に子宮を温めるような治療をしたのは晩秋の頃からでした。
女性ホルモンを整える治療は当初からさせていただきました。

最近嬉しい報告を受けました。
2月半ばに採卵したところ、卵の状態がこれまでで一番良く、受精後そのうちの1個は無事に
子宮内に移植できたとのこと。凍結保存も2個できたそうです。
あとは着床を祈るばかりですね! この先の朗報をお待ちしています。

かなりリアルな報告ですが、患者さんも他の方の参考になればとご了解を得ています。

不妊症(Ⅵ) 当院の不妊治療実績

当院にも不妊症治療の為に鍼灸治療を希望されて来院される方が多くいらっしゃいます。
妊娠を望む方々に対して私がお話しさせていただくのは、「まず、赤ちゃんを迎え入れる
ことができるような心や体を整えましょうね!」 ということです。

お話を聞いてみると、多くの方が体の冷えや足のむくみを訴えていらっしゃいます。
そのような方々には、手足や子宮の裏側を温める治療 を繰り返すことによって体の冷えや
足のむくみを改善させていただき、その結果ご懐妊という方が何人もいらっしゃいます。

また、ストレスや不安感を抱えていらっしゃる方々もその状態を整えることによって、お子さん
に恵まれる例もあります。

鍼灸治療はホルモンや神経系などの調整 し、自然治癒力を高めることによって、その方にとって
一番相応しい心身の状態を整える治療法です。
ですからその方が心から赤ちゃんを望まれえば、そのお手伝いをすることができるのです。

ただし、これまで何度もお伝えしましたように、妊娠には適齢期というものがありますので、
お手伝いに限界がある場合もあります。

不妊症に関する症例は、以下のブログを参考になさってください。
2014.1/25   30代女性 ご懐妊、 2/1 不妊症治療、 3/20 30代女性 不妊症、
6/13 40代女性 不妊症(最後のチャレンジ)

この他にも、特に不妊治療をしていたわけではありませんが、患者さんの体の状態を整える
治療をすることによって、 「おかげさまで赤ちゃんに恵まれました。」という嬉しい言葉を
開業以来、多くの方からお聞きしています。

不妊症(Ⅴ) 不妊治療(東洋医学領域として)

さてでは、鍼灸治療を含めた東洋医学では、不妊症に対してどのような治療がされるのでしょうか?

不妊の原因としてあげられるのが、
冷え性(冷たい食べ物・飲み物の取りすぎ、冷房、薄着、運動不足、むくみ)
働き過ぎ、過剰なストレス、不規則な生活など

です。このような状況や体の状態を改善すれば、妊娠に恵まれるチャンスが高まります。
特に冷え性は大敵です。

不妊治療をされている方々への治療は、冷えに対する鍼灸治療は勿論のこと、女性ホルモンの
バランスや胃腸を整える全身治療をすることによって、「ステップアップ治療」での卵子の状態を
良い状態にするお手伝いができます。

また、いろいろなストレスを軽減して安定した精神状態を保つことができるような治療や、不安感を
軽減するための治療やアドバスをさせていただくこともできます。

最近はレディスクリニックで漢方薬を処方されることが多くなってきました。
女性には、当帰芍薬散、桂枝ブクリョウ丸など不妊症に有効な漢方薬がありますので、先生に
ご相談ください。

冷えやむくみを取る鍼灸治療やホルモンバランスを整える鍼灸治療を施術することによってご懐妊された
臨床例は当院でもいくつかあります。 明日はその例をお話しましょう。

不妊症(Ⅳ) 不妊治療(産婦人科領域として)

以下はある産婦人科のクリニックのホームページを参考に書かせていただきます。

産婦人科治療の流れとしては、まず基本検査をし、異常が見つからなければ、排卵と射精のタイミングを
より正確に合わせるタイミング療法をします。

だいたい半年をメドに、結果が出なければ次は排卵誘発(卵巣を刺激して卵胞を多く 成熟させる)をする
という具合に、手段を変えていきます。それを「ステップアップ治療」と呼んでいます。

それでも結果が出なければ、人工授精(精子を子宮に入れる)→体外受精(卵子に精子をふりかける)
→顕微授精(卵子の中に精子を入れる)と、手段や方法をより高度なものに変えていきます。
そこで妊娠すれば、その段階で何らかの障害をクリアしたということです。

ステップアップ治療というのは、ある治療をして、それに対して結果が出るかどうかで判断するもので、
どのくらいで次に進むかはドクターや患者さんによりいろいろですが、一般的に5~6周期でステップアップし、
2年以内に結果を出すことが望ましいとされています。

「ステップアップ治療」のステージ

タイミング療法→人工授精(精子を子宮に入れる)→体外受精(卵子に精子をふりかける)
→顕微授精(卵子の中に精子を入れる)

 

 

 

 

 

 

 

不妊症(Ⅲ) 妊娠力に影響を及ぼすもの②

女性の年齢と1年以内の妊娠率や妊娠までに要した平均期間を見てみましょう。
妊娠率でみると、20代後半から少しずつ低くなり始め、30代後半になると低下に拍車がかかります。
また、妊娠するまでの平均期間では、20代前半では、妊娠を希望してから平均2〜3カ月くらいで
妊娠するものの、35歳を超えると平均6カ月以上かかるようになります。

女性の結婚年齢が年々高くなっている現代、妊娠する力がすでに低下した年齢から子づくりを
スタートすることになります。明らかな不妊の原因がなくても、加齢による卵巣機能の低下(卵子の老化)に
よって妊娠しにくい女性が増えているといえます。

このように、”妊娠適齢期”と”妊娠希望年齢”のギャップが、現代型不妊症の主な原因であると言えます。

不妊治療でも解決できない卵子の老化

卵子の老化を食い止めるには、どうしたらいいのでしょうか?下のグラフは体外受精の年齢別の
妊娠率です。妊娠率や出産率は年齢とともに低くなっていることが一目でわかります。
つまりは、卵子の老化による妊娠率の低下に対しては、最先端の生殖医療をもってしても治療できない
というわけです。

不妊症(Ⅱ) 妊娠力に影響を及ぼすもの①

妊娠に最も影響は大きいのが、女性の年齢です。

女性は年齢とともに妊娠しにくくなる

女性の年齢と妊娠には、密接な関係があり、女性が年齢を重ねれば重ねるほど、妊娠しにくくなります。
そして、それには、卵子のなりたちが関係しています。

男性は、毎日新しい精子をつくり続けていますが、女性は生まれたときには卵巣内にすべての卵子の元がすでに
存在し、新たにつくられることはありません。そのため、加齢とともに、卵子は少なくなり、その質も低下してしまいます。

年齢とともに卵巣内の卵子は少なくなっていくのですが、その減り方は下のグラフの通りです。
女性が生まれる前には、既に、その卵巣には約200万個の卵子が備わっています。
ところが、その後は減る一方で、月経のはじまる思春期頃までには、約180万個が自然消滅し、
約20万個にまで減ってしまいます。
そして、月経がはじまってからは、一回の周期に約1000個、1日に換算すると30~40個も減り続けると
言われています。さらに、30代半ば以降はそれに拍車がかかり、37歳で約2万5千個、そして、
閉経をもってゼロになってしまうのです。

一方、残っている卵子は、本人と一緒に年をとっていきますから、カラダのさまざまな臓器と同じように「老化」します。
そのため、数が減ってしまうだけでなく、質も低下してしまうのです。

このようなメカニズムによって、年齢が高くなるほど、排卵はしていても質のよい卵子が排卵される頻度が少なく
なっていきます。これが、年齢とともに妊娠率が低くなる、最も大きな理由です。

不妊症(Ⅰ) 不妊症とは 

以前から約束していますように、当院のホームページの婦人科部門の情報を充実するための
準備を始めました。 私自身がもう一度知識を整理するつもりで勉強させていただきます。

まず、Wikipedia(ウィキペデイア)から

不妊症とは、世界保健機関による定義は「避妊をしていないのに12ヶ月以上にわたって妊娠に至れない状態
となっているようです。

日本では正常なカップルでは妊娠を希望し性生活を行った場合は6か月以内に65%、1年で80%、
2年で90%、3年で93%が妊娠にいたるとされています。よって日本においては、妊娠を望んでいる
カップルの約10%が不妊症であるとされています。

なお、男性側に問題があるケースが約40%、女性側に問題があるケースが40%、両性に問題がある
ケースが15%、原因不明な場合が5%あるとされています。

一方で妊娠するのだが、習慣性流産となってしまう場合を不育症といいます。
不育症は広義の不妊症の一部に組み込まれることもありますが、基本的には概念が異なります。

40歳 女性 不妊症(最後のチャレンジ)

インターネットで検索して来院してくださった40歳の女性。最初、電話をいただきました。

「現在不妊治療をしているが、以前鍼灸治療と併用した時に卵の状態が良かったので、
貴院で受診したい。」
「失礼ですが、 お幾つですか?」と、私。「40歳です。」

「厳しいお話をしますが、年齢的になかなかシビアですよ。それをご承知の上で
ご来院いただくことになります。」と、お伝えしました。

最近、良く話題にされることですが、以下のことは是非皆さんに周知していただきたいと
思います。

卵子の数が年齢とともにドンドン減っています。
赤ちゃんの時に200万個あった卵子は、10代で30万個になり、35歳からは激減し、
40歳では5000個になります。年齢とともに卵子の質も低下します。
(当院ブログ 3/17、 3/18をご覧ください)

厳しい事を言いましたので、もうご来院いただけないと思っていましたが、あらためて予約を
いただきました。

来院されたご本人にお聞きしたところ、これまでにタイミング療法、人工授精12回、体外受精5回、
受けていらっしゃるとのこと。電話での話を聞いてみたら、「女性の先生にはっきり言っていただいたことに
よって、時限をきって今年中に最後のチャレンジをしたい。」と、言われました。

そう聞いては私も頑張らざるを得ません。Tさん、一緒に身体を整えていきましょうね!

当院では、女性特有の症状に対する治療を心をこめて続けていきたいと思っています。
それぞれの症状に対する情報をホームページ上に整えていきますので、もうしばらくお待ちください。

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