鍼灸・AOIブログ
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院長ブログ

セイリン工場見学(Ⅱ)

昨日、鍼灸師会の研修で訪れたセイリン(株)清水工場の見学について少し
報告をさせていただきます。

鍼の出来る工程は、まず安心・安全なステンレスの材料を調達することから
始まります。仕入れた材料を綿密に検査し、合格したステンレスの鍼がねを
沢山束ね、必要な長さに切断してから1本1本研磨されます。

その鍼先の研磨もセイリン(株)独自の研磨技術があり、昨日参加した先生方は
その鍼先がとても患者様に好評とお話されていました。
私もそう思います。鍼が入った時の痛みがあまり感じません。

工場では、温度・湿度の他、室内の圧力を高くするなど、外部からの異物の侵入に
細心の注意が払われています。
出荷の前に、特殊な方法で滅菌もされています。

製品はロットナンバー毎に見本を管理し、時々抜き打ち的に商品の維持管理状況
をチェックされているとのこと。

セイリンさんの鍼に益々、信頼がおけるようになりました。
見学を企画し、当日お世話になった先生方やセイリン(株)の社長様はじめ社員の
皆様方に感謝致します。

セイリン工場見学(Ⅰ)

今日は祝日ですので、愛知県鍼灸専門師会の皆さんと静岡市清水区にある、
デスポ鍼を製造しているセイリン株式会社の工場に見学に向かっています。

セイリン(株)は、世界で初めて鍼灸部門においてデスポ鍼を世に送り出した
会社です。

普段お世話になっている使い捨て鍼ですので、しっかり見学させていただきたい
と思います。

また、私が関わっているNPO法人アフリカ支援アサンテ ナゴヤのケニアでの
医療キャンプの鍼灸治療の際に、セイリンさんに鍼の提供をしていただいたこと
もありますので、そのお礼も述べさせていただこうと思っています。

不妊症治療

不妊症治療の為に鍼灸治療を希望されて来院される方がいらっしゃいます。

お話を聞いてみると、多くの方が体の冷えや足の浮腫みを訴えていらっしゃいます。

以前、こんな方が来院されました。赤ちゃんが欲しいと来院されたのですが、診察をさせて
いただくと、足の浮腫みがひどく、足首の形がわからないくらいです。
冷えもありました。

そこで患者様には、赤ちゃんを恵まれるにはお母さんになる為の体の準備をしましょう!
と冷えと浮腫みの解消の治療をさせていただきました。

浮腫みが解消され足首の形が綺麗になり、冷えも良くなられた頃、笑顔で、「先生おかげ様で、
恵まれました!」と嬉しい報告を受けました。

子どもさんも大きくなられたことでしょうね。

薬剤師としての私の役割

これまでに、鍼灸・AOIのブログに『鍼灸治療への想い(Ⅰ)~(Ⅲ)』として、薬剤師でも
ある私が、何故、治療家としての鍼灸師の道を選んだか?書かせていただきましたが、
薬剤師の役割を捨ててしまったわけではありません。

確かに私は、なるべく薬を飲ませない薬剤師を目指そうと思いました。
ここで、誤解のないようにお伝えしますが、必要な薬は絶対に服用してください。
慢性病や心をコントロールするための薬、アトピーなど皮膚病の薬などは、医師や薬剤師の
指示に従って服用してくださいね。
勝手に飲んだり、飲まなかったりすると、かえって症状が悪化しますのでご注意ください。

また、複数の医療機関にかかって複数科のお薬を服用していらっしゃる方は、必ずそのことを
ドクターや薬剤師さんに告げてください。
お薬には、相乗効果とかの逆に効果が悪くなる、飲みあわせてはいけない薬が沢山あります。

最近は、薬剤師さんによる服薬指導がされていますので、わからないこと、不安に思うことは
必ず相談なさることをお勧めします。
自己判断での薬の服用は止めましょう!

こんな症状の方、ご相談ください

鍼灸治療は、肩凝り・腰痛・神経痛というような凝りや痛みに対して治療を発揮するだけでなく、
喘息 ・アトピー ・胃腸不良など内臓からの症状やウツウツとして心が晴れないといったような
心の病にも威力を発揮します。
また女性特有の生理痛や生理不順・不妊症も得意とするところです。

  忘れていませんか?
  こころとからだに思いやり

こんな症状の方、ご相談ください。
  ・喘息 ・アトピー ・頑固な頭痛 ・生理痛 ・不妊症 ・更年期障害
  ・胃腸不良・五十肩・ウツウツとして心が晴れない

お待ちしています。

丸ごと大豆が持つ驚きのパワー

皆さん、今日は立春。春を感じ始めるはずが、寒くなってくるようです。
体調管理にお気をつけくださいませ。

昨日は節分。豆まきをなさった方もいらっしゃることでしょう。
昨日のNHKのあさイチご覧になりましたか?
「大豆のスゴイパワー」の特集でした。

もともと大豆食品は悪玉コレステロールの値を下げるのですが、丸ごと大豆を食べたほうがもっと下げることができるとのこと。

大豆食品に含まれる大豆たんぱく質は肝汁酸と結びつきやすいため、血中に取り込まれるコレステロールが少なくなります。
丸ごと大豆にはたっぷりの食物繊維が含まれているため、腸内に残ったコレステロールをからめとって外に出してしまうため、さらに血中に取り込まれるコレステロールが減るのだそうです。

番組では、大豆を「蒸し煮」にするなど、おいしく食べる方法も伝授していました。
興味のある方は、あさイチのホームページで2月3日分をご覧ください。

女性鍼灸師として役割

鍼灸AOIに来院下さる患者様の8割くらいは女性です。私が女性であることに安心していただいているようです。

女性特有の症状を訴える方が多いです。生理不順、生理痛、更年期障害、不妊症、不眠症など多岐にわたります。

頭痛、肩凝りなど一般的な症状も生理と関連していることが多く、女性の問診の場合はその辺りを必ず確認されていただくことにしています。

皆さんは、安産のツボがあることをご存じでしょうか?妊娠周期の38週くらいからあるツボに置きハリをすると、陣痛で辛い思いをする時間が短縮できるのです。これまで多くの方が体験されています。

女性鍼灸師としての役割は大きいと自負しています。

鍼灸治療への想い(Ⅲ)

鍼灸治療に魅了された私は、京都で10数年鍼灸師として過ごした後、20年程前に名古屋に
帰り、現在の地に鍼灸・AOIを開設し、日々、患者様との心の触れ合いを通して楽しく診療させて
いただいています。

この間、多くの方々に助けていただきました。
地下鉄新栄駅から間近のテナントをお借りしての経営は正直なところ、山あり谷ありでして、
もう駄目かな?と思ったことも何度かあります。薬剤師の友人に「薬剤師として働こうかしら?」
と相談したこともあります。

でも、そのたびに皆さんに勇気づけられ頑張ってこられたのは、患者様とのふれあいが何物にも
換え難いことだったからです。

長年通院してくださっている高齢の女性はいつも私にこう言ってくださいます。
「先生はいいお仕事をされていますね!皆さんに感謝していただいてお金がいただけるんだから」
そのとおりだと思います。本当に良い仕事をさせていただいていると感謝しております。

どうぞ今後とも鍼灸・AOIをよろしくお願い致します。

鍼灸治療への想い(Ⅱ)

私がアルバイトとしてお世話になったのは、故永山薫造先生です。
麻酔科のドクターですが、鍼灸治療・漢方薬に精通されており、その頃いち早く
中国からハリ麻酔を取り入れて、東京医科歯科大学の歯学部では抜歯の際に
ハリ麻酔がなされていました。

その先生のところには全国から患者さんが訪れていました。随分、難病の方々が治って
いかれる様子を見させていただきました。また、沢山のことも学ばせていただきました。

その時、『鍼って素晴らしい!』と思い、私の医療に対する想いは漢方薬から鍼灸治療へと
変わっていきました。

漢方薬も素晴らしいんですが、私がやりたいと思った生薬による漢方処方は費用がかかり、
患者様の負担が大変です。

それに比べて鍼灸治療は、鍼をわずか数ミリ(時には数センチ)刺すだけで、不思議なことが
体の中で起こるのです。本当にミラクルです。患者様の負担も少なくてすみます。

人間には自然治癒力という力があり、少しお手伝いをさせていただくだけで、体はその人に
とって良い方向に調整しようとするのです。

鍼灸治療への想い(Ⅰ)

私は若い頃、薬学部を卒業し、病院で薬剤師をしていました。その頃の病院薬剤師は最近ほどの
ステータスはなく、医師の処方箋どおり調剤することが私達の仕事でした。
また、その頃はキノホルム・サリドマイドなどの薬の副作用や水俣病・神通川のイタイイタイ などの
公害が世の中を賑わしている時代でもありました。
私は病院で薬の副作用のことばかり気にして働いていました。

そのうち私は、石油を中心とする有機化合物から作られる薬を患者様にお渡しすることに
違和感を覚えるようになりました。

私はもっと直接的に患者様に接し、自分が直接治療に関わりたいと思うようになり、学生時代に
少しかじっていた漢方薬の勉強をするために、 もう一度京都で生活することにしました。
京都で漢方の師匠の下で勉強するためです。

漢方薬の症を決めるためには、患者様のお腹を触ったり(腹診)、脈に触れたり(脈診)、舌を見たり
(舌診)しますが、薬剤師には診断権がなく、患者様に触れることができません。血圧すら測れません。

そこで漢方薬を扱う薬剤師の皆さんは、鍼灸師の免許を取得します。私も、夜間の鍼灸専門学校に通学
しました。 そして、昼間は鍼灸や漢方薬を扱っている麻酔科のドクターが開設するクリニックでアルバイト
として働きました。私はそこで、鍼灸治療の素晴らしさに出会ったのです。

 

 

 

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