鍼灸チームは、石川と坂光先生、通訳のリリアンと3人でタグを組んで頑張りました。
今年のキャンプでは5日間で約200名の人たちを治療させていただきました。
一日の始まりは比較的のんびりと治療しているのですが、1時間くらいすると、患者さんが
廊下で長い列をつくります。そうなると、治療は迅速治療となり、ベッドに二人ずつ座って
もらって、腰や肩の背中側と、足などの前面を同時に治療しないと間に合いませんでした。
女性はほとんどの人が背中も足も・・・と全身症状を訴えます。そのうえに、終わりかけに
なって更に治療箇所を追加してきます。私も坂光先生も時々、ムッとなって「Finish!!」と
叫んでいたりしました。
面白かったのは、穴の開いた草履を履いた女性が、かかとが痛いと訴えたことです。
写真を見てください。見事に穴が開いています。かかとにはDr.に処方してもらったシップ薬が
貼ってありました。一番の治療は新しい草履なのでしょうが、一応治療はしました。
現地で役に立ててもらおうと、今回も小児ハリ教室をしました。私が英語で台本を読み、その
台本をリリアンが現地のルオー語に翻訳して通訳してくれるのです。リリアンはとても聡明な
女性で、私たち鍼灸チームはいつも助けられています。
このように現地では鍼灸治療がとても人気です。嬉しいことです。
2010年に初めて現地を訪れた時、「一体何をするんだろう?」と皆が遠巻きに見ていたことを
考えると、隔世の感があります。