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今日は72回目の終戦の日。
お盆休みを楽しんでいる方々も、正午の1分間の黙禱には参列されたことでしょう。

毎年、終戦の日が近づくと、テレビ番組ではいろいろな特集が組まれます。
今年のNHKはこれまで公開されてこなかったような内容まで踏み込んで事実を
伝えています。

昨日放送された、「樺太の悲劇」もそのひとつです。
南樺太は戦前は日本の領土であり、日本人の家族が沢山住んでいました。
そこへ、ソ連が侵攻してきたのです。終戦の8月15日~21日まで。
多くの住民は北海道へと移住しましたが、集団自決した人たちも沢山いたのです。

そして、千島列島の先端の占守島ではまた違った戦闘が行われました。
占守島(しゅむすとう)というのは、戦前は千島国占守郡と呼ばれ、日本の領土だった
ところで、千島24島のうち、最北東端に浮かび、カムチャッカ半島の南端と向き合って
いるところです。

浅田次郎の『終わらざる夏』はその占守島がメイン舞台です。
この戦闘のことは、私たちは歴史の授業では学習していませんし、ほとんどの人は
知らないのではないでしょうか?
作者の浅田次郎も知らなかったそうです。

『終わらざる夏』は長編小説で登場人物が多く、プロローグも長く、いろいろなことが
同時進行していきますので、読むのにちょっと大変でしたが、後半はドキドキしながら
読み進みました。
数年前に友人たち数人で回し読みしましたので、相当なスピードで一気に読んだのですが、
いつまでも私の心に残る作品で、特に終戦の日が近づくと読み返したくなります。

皆さんも是非、読んでみてください。
そして、戦争の理不尽さに憤っていただきたいです。

webで見つけた参考資料です。
よろしかったら、参考になさってください。
多分、私と同世代の人が書いているようです。

 

 

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