最近来院された70代前半の男性です。
整形外科で頸椎C5~C6~C7の頸椎症と診断され、昨年末頃手術をされました。

頸椎症(頚部脊椎症)とは、頸椎の椎間板、ルシュカ関節、椎間関節などの適齢変性が
原因で、脊柱管や椎間孔の狭窄をきたして症状が発現した疾患です。

その症状は首の痛み、肩こり、上肢の痛み、しびれ、感覚鈍麻、手指の動きのぎこちなさ
(巧緻運動障害)、歩きにくさ(歩行障害)などを訴えることが多く、痛みは起床時に強く、
あたたまることで日中に楽になり、筋疲労で夕方に痛みが増強することが多いです。

この方の場合は、左手に症状が出ており、歩行障害も伴っています。両肩の痛みもあります。
ご本人によると、手術後に歩行障害がきつくなり、右手の脱力感 も出てきたとのことですので、
手術したことを悔いていらっしゃいます。

整形外科では何ともならないことから、鍼灸治療に期待して来院してくださっていますが、
今日までの3回の治療では変化は認められません。いずれにしても長期戦です。
患者様と施術者との根比べ になることでしょう。
Oさん、諦めないでくださいね!私も精一杯、治療させていただきます!
スポーツジムでのストレッチ体操も頑張ってくださいね!

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